オーバーフロー水槽の作成




小型水槽に合わせたろ過装置を作りたい!

外付けろ過装置だけでは飽き足らず、オーバーフロー水槽を作ろうと挑戦してみました。

そもそも、オーバーフローろ過装置の良い所を自分なりに考えてみると、

 ・水槽の下にろ過装置が収まるので、見た目がスッキリ。

 ・水がオーバーフローして落ちてくるので、空気を含んだろ過処理が
  行える。(上部方式も同様ですね)

 ・水槽自体をいじることなくろ過装置の清掃ができる。

ぐらいでしょうか。自分的には見た目がスッキリするのが目的です。

水槽はやっぱり小型水槽で!!





完成品。じゃじゃーん



作ってみた感想は、思ったよりも簡単に作れました。

あとにも書いていますがろ過装置のBOX(写真の青いBOX)が小さいため使いずらいものになってしまいました。水槽があまり高くならないようにろ過装置を置くスペースを小さくしたのが原因です。

お好きな方は下の作成過程を見て参考にしてみて下さい。

おススメ度 ★★☆ 星2つ

作業時間 約2日

費用 約5800円(水槽、ろ過装置、ろ過材のみ)




 ↓ここからは作成過程を紹介します☆
        (興味のある方は読んで頂戴 ^^;))



ろ過装置の設計


↑設計図は「RootPro CAD 4 Standard」で書きました。フリー版がありますので2D CADソフトを使ったことがある方は設計図を書くのに便利だと思います☆

水槽の大きさに合わせて土台を作って、オーバーフロー用のパイプを通すところまでこれでイメージOK!





ろ過装置の作成

(値段はおおよそです。参考までに。)

水槽。ホームセンターのペットコーナーに行くと、なんと特価1000円で売っていたので思わず買ってしまいました。

GEX製 31.5cm×18.5cm×24.4cm 12リットル
我が家の第一水槽の36cm水槽より一回り小さいです☆


まず、水槽の加工から。
水槽の底にオーバーフローパイプを通す穴をあけます。
しるしをつけて

キリで穴あけ

ニッパーで大雑把に切り取ったあとはヤスリで丁寧に穴をきれいにします。大きく開けすぎるとパイプを通したときに無駄に隙間ができてしまうのでここは慎重に作業します。パイプがやっと通る位がいいと思います。


オーバーフローのパイプはアクリル製。直径21mmのもを使用。
1mで500円くらい

パイプを水槽の底に空けた穴に差し込み、PPXセットで接着。
PPXセットについてはこちらを


こんな感じになりました☆


お次は、オーバーフローした水を受ける容器。この容器はもちろん100均で買いました^^;)


中にアクリル板でしきいを作り、矢印のように水の流れをイメージ


水槽の土台は木で製作。オーバーフローのパイプが通るように一部削っています。

↑ひと言。写真では釘を使っていますが錆びてしまうのでなるべくやめたほうがいいです。木工用ボンドだけでもけっこう頑丈につくれると思いますので。

ろ過装置BOXにヒーターと水中ポンプを入れたところ。(ヒーターをろ過装置へ設置することで水槽内を広く使えるようにしました。)


水の流れはこんな感じです。↓


水中ポンプとホースとをテープで接続。


ホーステープはセメダインのものを使用。耐水性・耐久性にすぐれていると書いてあったので選びました。


ホースを通した水槽内はこんな感じに。ホースの先にL字ジョイントを付けました。


全体です。


試験のため、水を入れて水中ポンプを稼動。
オーバーフローのパイプからその名の通り水があふれ出て落ちてきています☆


水量はこんな感じです。水量調整していないそのままなのでAT-30の実力です。そんなにたくさん出ていないので調度いい水流になると思います。


試験運転が無事終了したので、ろ過装置BOXにろ材を設置。


砂を入れて完成!!
(写真はちょっと水がにごっているけど^^;))


<作ったあとの反省会・・・>

 ・ろ過装置BOXは大きいものにしましょう。
  今回紹介したような大きさですと、水が蒸発して少なく
  なったときにBOX内の水位の下がりが大きくて水足しが
  頻繁になって大変です
  あと、水草なんかをいじるときに水槽内に手をつっこむと
  水がオーバーフローしてろ過装置BOXに流れていくので
  BOXに余裕がないとBOXから水があふれてしまいます

 ・小魚の吸い込まれには注意しましょう。
  オーバーフローのパイプは滝のようなものですから小さい
  魚が近づくと吸い込まれて流れ落ちてしまいます。^^;)
  ↓炭が入っていた網袋を巻くなどして対策しましょう☆